さびブログ@アラ還毒親持ちの日々

それでも絶対幸せになれる。

毒親育ちが日々を穏やかに暮らすために。ホ・オポノポノの活用

さびドラです。

巷には「毒親」「毒親育ち」という言い方について疑問視する声や、それは一種の逃げであり

人生うまく行かないのを何でもかでも親のせいにする卑怯な考え方である、という

意見があります。

 

ある意味正しい見解だと思います。

私自身、「毒親」というワードを連発しながら何となく、イヤ〜な気分にならないといったら

嘘になるし、毒親育ちに至っては実に、言い逃れや言い訳に便利な言葉だよなあ、などと

感心しながらやはり、この言葉を連発しています。

 

それはなぜかと言いますと、私たち(あえて私たちという)幼少期に親から何らかの

傷を受けて育ったと自覚している人間は、そうでない人たちと比べて圧倒的に

精神的・肉体的ハンデを負って生きているのは事実だからです。

 

 

身体的に何らかの障害を負っている方々が、その障害を自覚せずに生きていくことは

ほぼ、不可能だとお察しいたします。

表現が不適切であったらご容赦願いたいのですが、例えば見た目が明らかに「普通と違う」場合、

他者との関わり方も普通とは違って当たり前ですよね。

ところが毒親に育てられた人というのは、精神的なダメージを負っているにもかかわらず、

見た目も精神も一見すると(一見するとですよ)普通と変わりないのです。

ハンデを負っているにもかかわらず、社会的には毒なしの無害な親御さんに育てられ、

幸福な子ども時代の記憶を持っている方々と同じステージで戦っていかねばならない。

これは残酷な事実です。

毒親に痛めつけられて潜在的に病んでいる人が、健全な人の集まりとされている社会の中で、

違和感や疎外感、愛情の欠乏感などと日々、向き合いつつ、生計を立てるために

一刻の猶予もなく働き続けるのは容易なことではありません。

 

時にはドロップアウトして休みたい、と思っても、家事や仕事、諸々の雑事は

待ったなしで襲ってきます。

気がつくと重度のうつ状態に陥っていたり、甚だしくなると○殺願望まで出てきてしまう。

 

これは男女、年齢関係ないし、もっと言えば古今東西関係ないとまで私は思っています。

 

それほど深刻な「毒親問題」ですが、

私たちは自分の中に重苦しく抱えているこの問題について、日々じっくりと向き合う時間がありません。

悲しいかな忙しすぎるのです。

多くは学生、または社会人、家族を持ち母親や父親であり、もっと言えば当の毒親を

介護していたりする。

自分の人生はどうしてこうなんだろう、自分は一生、この憂鬱な日々から抜けられないのではないか、

考えてみれば幼い頃からこうだった(ような気がする)

要は自分は不幸なのだからこのまま不幸でいるしかないのだ、

と、思考は堂々巡りを繰り返し、あっという間に本当に「終わりの日が来る」

 

人類の歴史が始まって以来、人生とはそんなものかもしれません。

 

いくら考えても解決しない。なぜなら失った子ども時代、失った若い日々は取り戻せないし、

求めても与えられないもの(ここでは親の愛情)を求め続けていても仕方がない。

ないものはないのである。

そんなことは百も承知で、でもそれが欲しかった。

優しい親が欲しかった、と、堂々巡りは続きます。

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こんなお母さん欲しかった

そんな時私は一冊の本に出会いました。

それがこれ

たった4つの言葉で幸せになれる!心が楽になるホ・オポノポノの教え | イハレアカラ・ヒューレン, 丸山あかね | 心理学 | Kindleストア | Amazon

 

いきなりスピかよ?

はい、すみません🙇‍♀️

でも少し聞いて欲しいのです。

「今」苦しい時。「今」悲しい時。「今」この気持ちを何とかしたいと切に願う時。

これ、まじで

気持ちが落ち着くんです。

 

よくマントラって聞きますよね?

心が乱されないように、ある一つの「音」を繰り返し心の中で唱えるって、あれです。

瞑想状態に入る前の段階とか、たんに集中したいときなんかも唱えるそうです。

唱える言葉は何種類かあるそうなのですが、ここに紹介されている

 

      ありがとう

      ごめんなさい

      許してください

      愛しています

 

の、4つのフレーズをのべつ幕なしに心の中で唱えまくっているうちに、

不思議と心は落ち着いて、真っ暗に曇った空に薄明かりが差してくるような、

そんな不思議な感覚が訪れます。

 

そして「今この瞬間」やらなければならないことが明確に判断でき、集中できるようになる。

これを連続させることで、うまくいかなかった人生が

ゆっくりと好転し始める、というわけです。

 

実際、やり始めはもちろん簡単ではありません。

マントラなんぞ怪しすぎて信用できるかいっ!って思われる方がほとんどでしょう。

でも、実際この言葉たちがどうして、どういった作用で人生に影響を及ぼすか、

そのメカニズムは、一応解明されています。

一番大切なのは効力が証明されていることです。

 

実際にこの私が、30代から親との関係に悩み、生きづらさゆえ読み漁った

スピ関係の書物の中で、信用するに足りるものであると思っています。

 

ただし知りはじめは確かに胡散臭いと思いました。

 

特にマントラの中の

「許してください」

(英語だと please forgive me です)

自分悪くないのに誰に向かって許しを乞うんや?ふざけるな!と思ってしまいそうですが、

これは誰かに向かって言うのではなく、自分の中の根源的な罪悪感(毒親育ちは特に強い)

に向かって言うのだと、私は解釈しています。

 

そして最後の「愛しています」(I Love You)ですが、

実は、この言葉だけでも絶大な効力があるとされています。

心の中で「愛してる愛してる愛してる」と繰り返しているだけで

心が晴れてくるって信じられます???

 

・・・なんかおかしな人ですよね?

実際、誰かに聞かれたら確実に引かれるし、人によっては交番に連れていかれるかも😱

ですから絶対に、声に漏らさないように唱え続けなくてはならないんですが、

これができるなら速攻、試していただきたいと私は思います!

なぜと言えば一銭のお金もかからないし、例え効果が実感できなくても

決して損することはないからです。

 

しかも、得した、と感じることは、続けていれば必ずあります。

ちなみにこれは、表面的に唱えるだけでは痛い時に飲むアスピリンみたいなもので、

確かに効き目はありますが根源的な解決法にはなりません。

それでも痛い時には「痛みを自覚し」一刻も早く痛みを止めるための対処をしなければ

なりませんよね?

痛みがおさまって、とりあえず人生を続けていけると感じるならそれもよし、

それでは満足できないから、さらに問題を掘り下げていこうとするならそれもよし。

 

とりあえず今は、自分を守りましょう。

 

それ以上に大事なことって、人生にはないと私は思っています。

 

 

             さびドラ

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