さびブログ@アラ還毒親持ちの日々

それでも絶対幸せになれる。

毒親・3つのパターンと対処法

私の親ってどのタイプ?

毒親には大きく分けて3つのパターンがある
    1. 虐待
    2. 無関心(ネグレクト)
    3. 支配・過干渉(コントロール)

 

 順番に見ていきたいと思います。

 

 

1. 虐待

このパターンは、はっきりしていてわかりやすいのが特徴なので、対処法は一つです。

つまり、できるだけ離れること。

虐待する親を持った場合、残念ながら生まれながらに

大きなリスクを背負うことになりますが、

人生を切り開くには、運命を嘆いているだけでは始まりません。

なるべく若いうちに(できれば子どものうちに)これに気づく、

ということが非常に大切だと思います。

 

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親も人間ですから、いろんな人がいます。

よく言われる「無償の愛」ですが、これは親だからといって誰でも

子どもに与えられるものではありません。

中には根本的に他人を愛せない、自分にしか興味のない人間が、

あろうことか親になってしまう、

というケースだって珍しくないのが現実です。

親から虐待されている、という事実を認めることそのこと自体、

非常に辛いことだと思います。

 

ですが現実は現実。一刻も早く、あなたの親はろくでなしで、

危険な存在だということを知らなければなりません。

 

人間は強いものです。

「親はなくても子は育つ」のことわざどおり、あなたは親と離れて、

安全に自分を守りながら

自力で人生を切り開いていくことができるはず。

そのために巷では、たくさんのサポートセンターが存在します。

どんどん利用して、前向きに生きていきましょう。

電話相談|自殺対策|厚生労働省

 

2. 無関心(ネグレクト)

虐待するわけではないけれど、子どもに対して基本的な世話をしない。

食事・入浴・身体の健康に気を配らず、いっさい無関心、という親が

いるそうです。

お風呂に何日も入らず、食事も買い置きのインスタントかカップ麺、

部屋は散らかり放題の汚部屋状態、

子どもが何日も洗濯しない服を着て学校に通っていても感知せず、

必要なプリントを配られても気がつかない。

これらすべて、広範囲の意味で「ネグレクト」と呼ばれる虐待です。

 

しかし子どもは、幼いうちは自分が虐待を受けている、とは

なかなか気づくことができません。

その理由は簡単で

 

よそのうちを知らないから

 

です。

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少し大きくなり、友達の家のお母さんを見たりして、

「なんかうちっておかしい」

と思うところから、子どもの気づきは始まります。

そしてこの家庭から抜け出すには、一刻も早く大人になること以外にないのです。

親のことは放っておいて、自分のことは自分でやる。

生きていくための基本的な栄養を摂ること、清潔にすること、部屋を片付けること、

勉強すること。

個々の事情でそれができない、またはどこから手をつけていいのかわからない、

といった場合には、これも全国に子どものためのサポート施設がありますから、

そこへ相談しましょう。

近所の大人や学校の先生に相談するのも、1の虐待ケースと同様、

あなたを救ってくれる一歩になるでしょう。

www.mhlw.go.jp

*1と2は、同じリンクです

 

3. 支配・過干渉(コントロール)

 これは3つのパターンのうち、一番複雑で一番子どもが気付きにくい

ケースです。

それだけ、上記二つのケースと違って、親との離脱が難しく、

なおかつ親子共依存のパターンを産み出しやすいので、いっそうやっかいです。

 

私の場合、母がこのタイプの毒親だと気づいたのは、なんと30代半ば。

それからえんえん、20何年間の時を「毒母」との関わりに悩みつつ

費やしてまいりました。

 

いう通りにしないなら縁を切る、と言われたこともあります。

こちらから言ったことはありませんが、連絡を断ったことは何度かあります。

 

現在母は88歳。

 

健在です。性格もいっこうに変わりません。

 

結論を言えば、このタイプの毒親も、なるべくなら

関わらないのが一番です。

 

どこかで子どもは親の思い通りになる私物ではないこと、

また親子であっても他人であり、思考や感じ方はそれぞれ違うのだと、

はっきりわかってもらわなくてはなりません。

 

そのためには余計な雑談をせず、介護が必要になるまでは一定の距離をおき、

季節の挨拶などは非難されないよう粛々とこなし、

神経を消耗する喧嘩は避けて、ちくちくと皮肉を言うに止め(難しいですが)

 

 そして最後

 

もらえるものはしっかりもらいましょう。

 

まとめ
  1. 虐待・ネグレクト親だと気づいた時点ですぐに周囲の人に相談しよう。
  2. 親が「おかしい」と気づいた時点で、自分の人生は一歩前進していると知ろう。
  3. 「支配」型の親はなかなか「おかしい」と気づけない場合が多いが、それでも遅いことはない。

 今日も暑いです。

みなさま、体調にお気をつけて、よい1日を。

 

               さびドラ

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