さびブログ@アラ還毒親持ちの日々

それでも絶対幸せになれる。

毒親育ちと罪悪感・毒親が「普通の家庭」に多い話

過去記事「毒親の種類」でも触れたが、虐待する親や暴力をふるう親、

いっさい子どもの世話をしない親、、、

 

これらは傍から見ても一発で「あかんヤツや」ということがわかるし、

仮になすすべもなく子どもが成長したとしたら、その時点で子どもは躊躇なく

親と決別することで、ひとまず親の毒からは逃れられる。

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sabidoramyako.hatenablog.com

けれど逃れたからといって安心かと言えば決してそうではなく、

親に愛されなかったという残酷な現実から来る自己肯定感の低さや、

劣等感、依存心の強さから、人間関係にさまざまな問題を抱えやすい。

これらの問題解決は、親子関係専門のカウンセラーや、心理学者の先生に

教えを乞うほかはないと思うし、

専門家でもなんでもない私はあまり深く触れることはできない。

 

そこで、私はもうひとつのタイプ

「子どもを支配・コントロールする毒親

についての考察を述べることにします。

 

これについて、私は自身の経験からあまりに多くを知っているため、

この複雑で一見すると聖母・聖人にも見えるタイプの毒親から、精神的に

逃れて自立するにはどうしたらいいか、

そして毒親をはっきり毒と認識しないまま、人生を送ることが

どれほどの害を及ぼすか、について語りたいと思うのである。

毒親を愛する子どもたち

基本的に子どもはみんな「親が大好き」である。

特に母親に対しては、特別ロマンチックでノスタルジックな愛情をもって

いる人が多いと思う。

そして、そんな大好きな母親を悲しませる自分はなんて親不孝なのだろうと、

びっくりするほど幼い頃から感じている。

大好きなお母さんにはいつもニコニコ、機嫌よく幸せそうにしていて欲しいのが

子どもなのだ。

それなのにお母さんは怒ってばかり、心配してばかり、不機嫌になってばかりだと、

子どもは自分が悪い子だからだと本気で思い込み、

次第しだいに根深い罪悪感を心に植えつけて育つようになる。

罪悪感がもたらすもの

この罪悪感、まったくもって厄介なシロモノで、親子関係だけでなく

ありとあらゆる人間関係に影響してきます。

いわゆるAC、アダルトチルドレンと言われる人々が慢性的に

「人生って生き辛い」と感じる多くの原因が、この罪悪感なんだそう。

そしてこの、いらん残悪感のために、どっからどう見ても救いのない

あかんヤツにいつまでも執着して

金品貢がされたり、DVに甘んじて離れられなかったり、といった

弊害がもたらされるのだと。

 

いわゆるだめんずウォーカーと言われる女子が、だめ男可愛い❤️と思ってしまうのとは

少し、違う理由だと思う(幾分被ってるかもしれないが)

 

親に申し訳がないと思い込む

そして、罪悪感まみれの良い子の変形として、いわゆるヤンキー非行少年少女が

誕生するのだが、彼らとて心の中で親を憎んでいながら実は愛している。

「悪い子に成り下がった」自分に開き直り、「テメェのせいで俺ぁこうなったんだぜ」

とか言いながら、心では罪悪感に苛まれている。

要はとことん自尊心が低い

これが毒親育ちの特徴のひとつ。

もし彼らが、少しでも自身の親を正当に見ていたなら、自分の罪悪感は道端に落ちている

犬のフン💩のごとく、無視するか速攻捨てるかしなければならない汚物だと

いうことが理解できるであろう。

 

そして少なくとも現在の自分が生きづらく幸福でない原因は、親との関係で

長年培われてきた無駄な罪悪感のゆえだ、ということに気づくだろうと思う。

普通の家庭に潜む問題

子どもの非行・家庭内暴力・不登校、

これらは引きこもり専業主婦歴ン10年の私の周囲でも、

たびたび耳にする。

これといった特徴のない「ごくフツーの家庭」に起こる。

親は例外なく、子どものために一生懸命尽くしてきた、と思い込んでいる。

 

だがそれは子どもの側から見れば

「親は一生懸命自分のために子どもをコントロールしてきた」としか言えない

場合がある。

しかも、子どもはそれを口にできない。

親が怖いから、あるいは親に対する罪悪感から。

 

そしてある時、子どもは自己に忠実でありたいと願う

人間としてごく当たり前の感情と、親との間に広がる深淵の暗さと

深さにおののいて、絶望から自己を崩壊させてしまう。

毒親はどこまでも毒親

で、あれば子どもの側から気づいていくしか解決法はない。

毒親育ちが人一倍抱えている罪悪感は、無用なことこの上ない

犬の💩のようなものだから、一刻も早くそれを自覚し、

処理して手放さなくてはならない。

さもなければ、人生には行き詰まりが待っているだけである。

罪悪感からの解放

毒親育ちが人生の第一目標にするべきは、この「開放」だと

私は思うけれど、大袈裟でなくこれは、

まさに目標に値する大仕事

であり、一朝一夕に成し遂げられる簡単なことではない。

幼い頃の習慣や刷り込み、洗脳された末に培われた心の癖は、

これでもかというほど強力であり、しつこくついて回るからだ。

 

しかしひとたび、解放されればこれまでの生きづらさが嘘のように、

放っておいても人生が好転し始める時期がくる。

そうなったら二度と再び、誰にも搾取され翻弄されることはない。

(以上、私自身の経験から申し上げています)

 ではまた♪

 

 

      さびドラ

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